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『THE FUTURE TIMES』Gallery & Live 2014レポート

Talk Live

控え室にて

――今日は、イベントに足を運んでいただき、ありがとうございました。「探し続けることは、自分にとって三人と繋がっていられる時間」というお話が、印象的でした。

木村「私にとっては、見つかるか、見つからないかという問題ではないんです。汐凪と、家族と繋がっていられる時間ですから」

――あの日から3年ということを改めて考えると、どんなことを思われますか?

木村「今日のようにようやく自分の言葉で、何か伝えられることがあるかもしれない。自分が、できることがあるかもしれないと思えるようになりました。もちろん、先ほども話しましたが、ひとりでいたら、そんな思いには至らなかったと思います。多くの人に支えられ、そう思えるようになったんだと思います」

――少しずつ、心境が変化していったんですね。

木村「もちろん、電力会社には憤りや怒りを感じます。現に今、原発がなくても社会は回っていますよね? でも、どんなに怒っても、怒りというのは届かない。結局、どこまでいっても空回りするんです。だからと言って、世の中は変わらないと見限るのではなく、少しずつでも変えていかなければいけないと思うんです」

――そんな思いから、電力に頼りすぎない生き方を、白馬のペンションで模索されているということですね。

木村「はい。いきなり180度の変化でなくていい。少しずつでいいから、時間がかかってもいいから、社会を変えていければと思うんです。そのためには、やはり誰がではなく、個人個人が意識を変えていかなければいけない。もっともっと、子供たちに伝えられること、伝えるべきことがあるはずです。そんなことを今、思います」

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